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つばめ翻訳のブログ

在宅フリーランスで翻訳業をしています。翻訳の仕事、勉強、イベント、読書と言葉について書いています。

文芸翻訳講座のこと

文芸翻訳講座の第1回の授業をオンラインで受けました。終わった後は、翻訳フォーラムや翻訳祭でお話を聞いた後と同じく、知恵熱が出たようになりました。


プロの翻訳者のお話を生でうかがう時間はいつも刺激に満ち溢れています。先生の解説と自分の訳した文との差、読み取れていなかった原作者の意図、原文に忠実かつ日本語で違和感のない翻訳にする技、自分の訳のどこを直せばいいのか、などを考えながら言語化してメモを取りながら授業を聞くのは、とても頭を使います。ひとりでじっと翻訳しているときとはまた違う頭の使い方です。他の方の訳文のすばらしさに感銘を受けたり、先生のご指摘を聞いて私も同じところができていなかったなと感じたりするのも、双方向の授業ならではでした。自分の翻訳はまだまだだと思っているので落ち込みはしませんでしたが、「こんなところを読み取れていなかったなんて!」と画面の前で何度も頭をかきむしりたくなりました。


これまでは対面式の授業や講演は単発でしか参加したことがなかったので、今回の文芸翻訳講座では「次の課題ではこうしよう」、「次はこの点でちゃんと改善・成長を見ていただけるようにしよう」と「次回」に向けて考えられるのがとてもうれしく、やりがいを感じます。連続講座ならではです。


授業中は走り書きをするので精一杯だったので、先生が特に指摘してくださった箇所の原文を書き出して、解説をノートにまとめました。後日、先生が直筆で赤字を入れてくださった訳文も返ってくる予定です。


出版業界全体のお話や先生愛用の資料のご紹介もあり、四方山話的な部分にも双方向の授業のよさを感じました。今はオンラインですが、対面式になって社会の状況も許せばみなさんで食事をしながら情報交換も行われるようで、それもこういうクラスに参加する醍醐味だなと感じました(都内で開講されるので、そこに参加するのは私は難しそうなのですが)。


定例トライアルなどは受けていましたが、双方向で原文を解説していただく授業を受けるのは数年ぶりなので、久々にその楽しさを味わっています。
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