fc2ブログ

つばめ翻訳のブログ

在宅フリーランスで翻訳業をしています。翻訳の仕事、勉強、イベント、読書と言葉について書いています。

受注から納品まで

お仕事の打診をいただいたとき、主に次のような流れで承っています(お取引先によって少し異なる場合もあります)。
 
①メールで打診を受ける
新しい案件については、いつもメールでご連絡をいただきます。
 
どんな場合でも必ず書かれているのは、分量と納期。以前からお取引があると、レートは省略されていることが多いです。
 
もう少し詳しく書いてくださっている場合は、
・原稿の大まかな内容
・クライアントの特徴
・訳出時に参考とするサイト
・注意事項
などもわかります。
 
打診時の情報共有については担当者さんによって少々差があり、翻訳が必要になった背景まで最初から書かれていたときは、訳者側のことを配慮してくださっていることが伝わってきて、とてもありがたかったです。
 
翻訳案件のときは、たいてい打診時に原稿ファイルが添付されているので、自分が引き受けられるかをはっきり判断しやすいです。対してチェック案件のときは、まだ別の方が訳している段階で(もしくは訳し始める前に同時に)打診をいただくことが多いため、訳文ファイルはまだなく、原文ファイルだけで判断をするのが(私の場合は)普通です。
 
②詳細を確認する
①で分量と納期しか書かれていなかったような場合は、その情報だけでは納期内に自分が担当できるか判断がつかないので、下記の詳細について確認します。
 
・翻訳する文書の詳細(使う目的、読み手など)
・大まかな分野
・翻訳不要箇所があるか
・用語を統一する資料はあるか
・レート(※土日加算、特急加算の確認も含む)
その他、チェック案件を受けるときの確認事項の詳細は前回の記事に書きましたので、よろしければそちらもご覧ください。
 
③スケジュールの確認と条件の交渉
分量を自分の1日当たりの処理量で割り、カレンダーも確認しながら、納期までに対応できるかを確認します。まだ子どもが小さいこともあり、不測の事態に備えて、スケジュールには少し余裕を持たせてお引き受けするようにしています。
 
このときの判断材料にするために、日ごろから工数をExcelでメモして、1日当たりの処理量がすぐにわかるようにしています。この資料があると、案件や分野ごとにも自分のだいたいのスピードがわかります。
 
納期やレートの条件等で変更が必要だと思うところがあれば、これならできますという条件を提示して交渉することもあります(交渉はあまり得意ではないのですが、「~はできない」と否定形で伝えるより、「~ならできる」とできる方法を探して伝えることを心がけています)。
 
④対応できると返信する
①~③までを検討して、できると思えたらお引き受けできる旨返信します。背伸びをして引き受けて無残な結果になると後に響くので、受けられるか決断するときは慎重にいきます。ただ、スピードを上げるためにも、もう少し自分に負荷をかけるような水準にしていくほうがいいかもと最近は考えています。
 
対応可の連絡後、正式に受注することになったら、カレンダーにその案件を記入します。
 
⑤訳出、チェック
ファイルが届いたら、受信の連絡をして仕事を始めます。特に分量が大きな案件のときは、枚数かワード数で1時間当たり/1日当たりのノルマを決めて、それを達成するように進めていきます。
 
仕事中は、翻訳のときは野鳥のさえずりなど音が静かな動画、チェックのときは気分とスピードを上げるためににぎやかな音楽をかけていることが多いです。
 
静かな動画のなかで最近のおすすめはこちら↓
「猫用」と銘打たれていて、餌台にやってくる野鳥たちの姿が延々流れている動画です。BGMもなく、ひたすら鳥の声がひそかに聞こえてきます。じっと画面を見つめているわけにはいきませんが、調べものの合間にタブを変えてちらりと眺めては癒やされています。
 
チェックのときは人の声(歌詞)が入っている曲でもあまり影響はないのですが、翻訳のときは頭に浮かんできた表現がかき消されてしまうので、歌詞が入っていない音源をかけています。
 
⑥納品
メール添付にて納品します。納品後、ファイル受領のご連絡をいただくとほっとします(ごくたまに受領連絡がないときもありますが)。
 
こんな感じです。
 
①~③の確認事項は、SNSなどで翻訳者の先輩方の投稿を拝見しながら、少しずつ自分なりに項目を増やしてきました。むちゃな条件や危険な案件を引き受けることにならないよう自衛するための策ですが、それでもなかなかうまくいかず、届いたファイルを開いてから「えっ」となることも時にはあります。
 
そういった状況にならないよう、案件はすべて実際のファイルを見てから引き受けるかを判断する先輩方も多いようです。私も、そういう方向に少しずつ条件を整えていきたいと考えているところです。
(2022/12 加筆修正)
読んでくださってありがとうございました。
読んだよ代わりにポチッといただけるとうれしいです。
にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する