歴史と本と翻訳と ~つばめ翻訳~

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レディ・ジェーン・ゴードンの周辺

スコットランドの貴族ジェーン・ゴードンについて翻訳したときに
調べたことを備忘録としてまとめてみようと思います。

〈キンラーラの邸宅について〉
ジェーンが別居後に住んだキンラーラの邸宅は今も健在。
こんなお屋敷です→Castles of Clan Gordon Wiki

敷地内にあるジェーンの墓石の写真もありました→こちら

リンク先は作家Ciji WareがFacebookに投稿している写真で、
墓碑に刻まれている言葉も書かれています。
また、Ware氏はジェーンを題材にIsland of the Swansという歴史小説を書いています。

〈スペイ川〉
変わった名前のこの川は川釣りのメッカのようで、
日本にも愛好家が多い様子。
DVDもありました→Blue Charm
DVDにはゴードン・キャッスルも出てくるようです。

〈ロバート・バーンズ〉
ジェーンが援助していたロバート・バーンズは、
『蛍の光』のオリジナルの作詞者。
『蛍の光』が日本でもなじみのある曲だからか、
ジェーンよりもバーンズのほうがよっぽどヒット数が多いです。

バーンズについてはこちらの記事がくわしかったです↓
Onlineジャーニー スコットランド最愛の息子 詩人 ロバート・バーンズ
ただし、ジェーンについての記述は一言もなし。

〈ノーザン・ミーティング〉
実に225年前に設立されたノーザン・ミーティングも健在です。
公式サイトはこちら
ファッション最先端の貴族たちのイラストが出てくるのですが、
タータンチェックが映えるよう選ばれたであろう真っ白なドレスに
キルトのショールを合わせている女性が印象的です。
スコットランドではタータン命!であることが伝わってきます。

ノーザン・ミーティングの形式は現在も変わっておらず、
ジェーンの時代と同じように
1週間かけて食事とアルコールとダンスと音楽を楽しむのだそうです。

また、ミーティングで行われるバグパイプ大会もずっと続いていて、
バグパイプ界で最高峰の大会だそうです。
CDも出てます→ALBUMTRAD.COM

〈バグパイプ&スコティッシュダンス〉
スコットランドの音楽とダンスを一度で楽しめる催し物がありました。
ロイヤル・エディンバラ・ミリタリー・タトゥーという、
英国とゆかりのある国の軍楽隊が世界から集まって
音楽とマーチングを披露するイベントです。
毎年8月に行われる夏の風物詩で、日本からもツアーがあるそうです。



マーチングの合間にはスコティッシュダンスのダンサーたちも。



ずっとジャンプしっぱなしのこのダンスを
公爵夫人であったジェーンも披露したんですね。

エリザベス1世の時代に流行したラ・ボルタも
アイリッシュダンスもそうですが、
脚力のいる激しいダンスだなーと思います。

2Robert_Dudley_Elizabeth_Dancing.jpg
ラ・ボルタ。ロバート・ダドリーがエリザベス1世を持ち上げ中。

〈タータン〉
ジェーンが宮廷に着ていったことで流行したタータンチェック。

1746年にスコットランドの氏族が反乱を起こしたため(カロデンの戦い)、
英国は氏族制度を解体することに決め、タータンの使用を禁止。
禁止令が撤回されたのは1782年でした。

ジェーンがタータンを着ていったのは1791年だったということなので、
まさにタータンの再興の祖ということになるかと思います。
今でも世界的に愛されているタータンチェックを復興させたのだから、
もっとジェーンに注目が集まってほしい。

日本でタータンチェックといえば、伊勢丹の紙袋。
今年その色柄が変わるというニュースがありました。

これまでの柄に愛着があったので個人的にはなんとなく残念でしたが
今月末から使われる新しいタータンチェックは、
なんとスコットランドのタータン登記所に正式に登録されたそうです。
すごいぞ伊勢丹!→伊勢丹の公式発表

〈ハイランダーズとウォータールーの戦い〉
1790年代には対フランス関係が緊張を増し、英国王室が軍隊を強化。
その過程で生まれたのがスコットランドの氏族を基盤とする歩兵連隊ハイランダーズです。

ハイランダーズの衣装にはもちろんタータンチェックが使われ、
連隊(氏族)ごとにその柄は異なりました。

ゴードンタータンはこんな柄↓
TartanClanGordon.gif


ゴードンハイランダーズは
1815年のウォータールー(ワーテルロー)の戦いにも参戦。
他の連隊とともに活躍し、ナポレオン敗北のきっかけを作りました。

昔ピアノを習っていたのですが
『ウォータールーの戦い』という曲を発表会で弾いたことがあり、
ゴードンハイランダーズとの意外なつながりにちょっとびっくりしました。




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