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ヴィクトリア女王の手稿日記公開

ブログ翻訳011
久しぶりのプログ翻訳。
今回は現在公開中の展覧会で見られるというヴィクトリア女王の日記について、BBCの記事です。


ヴィクトリア女王の日記 ウィンザー城で公開
BBC NEWS

当時公女であったヴィクトリアが母ケント公妃から初めての日記帳を贈られたのは1832年8月、13歳のヴィクトリアが英国内の視察旅行に出発する直前のことだった。

生涯にわたり消えることのなかった書くことへの情熱の火が、このとき灯されたのだった。

ヴィクトリア女王の日記は、ウィンザー城のラウンド・タワーにある王室公文書館の100周年記念の展覧会で来週土曜日(2014年5月17日)から公開される。

1832年の視察旅行は、未来の女王の姿を国民に見せる目的もあったが、ウェールズのポーイス城訪問から始まった。新たに工業開発されたミッドランズ地方も訪れている。

ミッドランズ地方の風景はうら若き公女にとっては珍しかったようで、真新しい日記帳の1ページ目に次のように書き込んでいる。『この奇妙で不思議な風景は、どんな表現をもっても伝えようがない』。

『この地はどこもかしこも非常に荒涼としている。石炭があちこちに転がり、草原は日の暑さでからからに乾いて黒褐色になっている。ちょうど今、奇妙な建物が炎を上げて輝いているのが見える』。

ヴィクトリアはまた、『汚らしい大きな町』ウルバーハンプトンで『とても喜ばれ、温かい歓迎を受けた』と記している。

この翌年のヴィクトリア公女の勉強の記録を見ると、毎朝30分日記を書いてから、歴史、地理、ラテン語、一般教養の講義を受けるのが習慣だったことがわかる。

1901年1月に亡くなるまでにヴィクトリア女王が書いた日記は4万3000ページ以上、冊数にして141冊に達した。

女王は英国内やヨーロッパにいる家族のほか、大臣や大使、他国の国家元首やキリスト教諸教派の首長とも文通をしていた。

ヒンドスタニー語で書かれた短い日記もある。女王はインド女帝となった10年後の1887年からヒンドスタニー語を学んでいた。

おびただしい数の公私の書類があったため、1914年、すべての王室関連資料を永久に保管する場所がラウンド・タワーに設けられた。

今回の展覧会では、ヴィクトリア女王の最初の日記帳をはじめとする25種類の資料が公開される。会期は来年(2015年)1月25日まで。

ただし、1832年から1836年の間の日記のうち、原本が残っているのは13冊のみである。ヴィクトリア女王は娘のベアトリス王女に、そのほかの日記は抄本を作成し原本を処分するよう指示していた。


出典
筆者 BBC NEWS
BBC NEWS Queen Victoria's diaries on display at Windsor Castle
http://www.bbc.com/news/uk-27360620
2014/5/26アクセス
Copyright BBC All Rights Reserved.


訳したきっかけ
特に興味のある時代を作ったヴィクトリア女王が
どんな日記を書いていたのか、見てみたいなあと思って。

なお、女王の日記は2年ほど前からネットでも公開されていますが、
読むには会員登録が必要なようです↓
Queen Victoria's Journals

訳してみて
・過去の女王に敬語を使うか?
→外国王室には敬語は使わない(『記者ハンドブック』より)

・princessを何と訳すか
→ヴィクトリアは先代国王の娘ではなく、国王の弟の娘だったため、
princessを王女とすることができませんでした。
調べた結果、国王の娘以外の王室の女性は「公女」とすることがわかり、それを採用しました。

反省点・課題
・調べものを効率よくやって、仕上げる時間をもう少し早くしたい。

おまけ
1832年のヴィクトリア公女の肖像画。
こんなに幼いときに国内視察に行ったんですねぇ。
Queen_Victoria_when_a_girl_1832.jpg
画像はWikipediaからパブリックドメインのものをお借りしました。

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