歴史と本と翻訳と ~つばめ翻訳~

個人事業者つばめ翻訳。翻訳をめぐるあれこれを書いたり、海外記事を翻訳したりしています。

一区切り

先日、ひとつの仕事が区切りを迎えました。
数か月間、毎日決まった時間に発生する和訳の仕事でした。

これが初めての和訳の大型案件だったので、
打診をいただいたときには自分が引き受けられるものかと正直迷いました。
くわしくお話をうかがってみると
できそうだと思える要素もあれば
「今の自分には厳しいのでは」と思う要素もあり、
「プロならできないことはできないというのも誠実さ」
「リスクを取らずに確実にできるものを選ぶこと」
という言葉が頭をよぎりました。

でも、メールだけでなくお電話もくださった担当者さんに
心配な点を伝え、色々と質問をして概要を把握し、
そして担当者さんの明るくて気さくなお声に最後は背中を押していただいて、
やってみようという気持ちが固まりました。

日々継続的に発生する案件ということで、
体調が悪くても他の案件があっても
この案件は必ず対応する、優先するという生活がしばらく続きました。
一方で、当日になって「今日は発生しませんでした」ということも多々あり、
また、内容がその日にならないとわからないということもあって、
柔軟性が求められる仕事でした。

一番難しく感じたのは、
「発生する時間は若干前後するけれど納める時間は動かない」という
時間的な制約の厳しさでした。
原稿のメールを受信した瞬間がスタート。
焦りと戦いながら調べものをして、内容を理解して、
ごりごり日本語にして、
メールの送信ボタンを押して納品した瞬間は
いつも胸でゴールテープを切ったような感じで
心臓もどきどきしていました。

そんなふうにしてほぼ毎日この仕事と向き合ったことで、
翻訳の醍醐味を改めて感じると同時に、
自分の課題もよく見えてきました。

この仕事は春が来るとともに区切りを迎えましたが、
今回見えてきた課題を少しずつ直して、
次の仕事のときにもっといいものを出すことを目指したいと思います。

本当に貴重な経験でした。
プレッシャー、楽しさ、焦り、すべてが財産になりました。

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